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体験日記

執事 無垢品宗生

VOL.123 増上寺平成27年度法式修練道場に参加して

檀信徒の皆さま、そろそろ梅雨を迎え蒸し暑い日が多くなってきました。体調を崩しやすい時期でもありますのでお体ご自愛ください。

さて今回は、遅ればせながら昨年の11月12~26日まで芝の増上寺にて行われた「法式(ほっしき)修練道場」(以下「修練」)に参加したご報告です。

修練とは、経典読誦や法要作法を15日間泊まり込みで短期研鑽する道場で、大半の参加者が大学を卒業して数年を経た20代の方が中心です。

一日の内容は、朝五時半に落語「芝浜」で有名な増上寺の大鐘を撞き(当番制)、六時に本堂での朝勤行、清掃、朝食と続き、その後も昼夜の食事を除けば夜八時過ぎまで読経と講義の連続です。これは22歳の時、知恩院で受けた加行(けぎょう)以来の修行道場でした。この修練は僧侶になるための加行とは違い、必須事項ではありません。ただし参集するのは自己研鑽を望む有志ですから、皆の意識は高めです。最年長だった私は毎日とにかく付いていくのに必死で、一回りも年下の同期に叱咤激励されながら、なんとか成満することが叶ったのです。

読経はとにかく「一に声、二に節」というものでした。関東流は徳川家に象徴される「武士の法要」であり力強さが特徴で、学生時代に京都で学んだ「公家の法要」の優雅さとは対照的です。同じお経でも東西で雰囲気が違うのです。18年前の修行が決して優雅だったわけではありませんが、徹底して「声が嗄れても、明日のことは考えずに声を出せ!」という気合は増上寺ならでは、かと思います。

法式とは「カタチで自分の信仰を表すもの」。法話ももちろん大事ですが、「法悦感」を得られるような法要は何よりの教化にもなります。指導員の諸先生方を目標に、今後も精進を続けたいと思います。

最後に、15日間もの貴重な時間を与えて下さった当山の日高代表を始め職員の皆さんに感謝致します。

まさに「一経入魂」。

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住職 佐山拓郎(平成26年 普山 第40世)

昭和のある年の秋彼岸、東京下町の小さなお寺で生まれる。
前職はサラリーマン。縁あって目黒の羅漢寺の住職となる。

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縁を大切にしたいと人気声優と手紙のやりとりを続け、
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