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体験日記

執事 無垢品宗生

VOL.124 入棺体験ワークショップに参加して

檀信徒の皆さま、残暑が厳しいですね。水分をしっかり摂って熱中症にお気をつけください。

さて唐突ですが「入棺体験」という言葉を最近、耳にすることがありませんか?いろいろな「終活」運動の高まりと相まって、開催されているところが多くなっているイベントです。一般的な入棺体験は文字どおり棺の中に入って、「狭い!」とか「痩せなきゃ!」とか言いながら遺影撮影会などと併せてツアーを組まれているものが多いようです。

今回、私が参加したのは江東区住吉(移転前の羅漢寺があった辺りの近くです)にある終活カフェ「ブルーオーシャン」さんで開催された、その名も「自分を見つめる入棺体験~棺の中で耳を澄ませば~」というものです。実はこのイベント、単に参加者として参加したのではなく恥ずかしながら、私自身初めてのファシリテーター(進行役)として参加したのです。もちろんたった一人で、というわけではなく一般社団法人リヴオンさんの「ファシリテーター養成講座」で共に学んだ3名の同期との共催でありました。きっかけは、同期である同カフェのオーナー村田ますみさんから「お坊さんと何かやってみたい」とのリクエストをいただきまして、微力ではありますがお手伝いさせていただく運びとなりました。

こちらの「入棺体験」ですが、先述した一般的なものとは一味違います。タイトルに「自分を見つめる」とありますように、これまでの人生を振り返ったり、これからの人生をどう生きて行くかということに主眼を置いたワークショップとなっています。

具体的には①「あなたは何者ですか?」ワーク、②「自分への弔辞の作成」ワーク、③実際に棺に入る体験、という三本柱で構成されています。

まず①で現在の自分を構成している要素を、二人一組でパートナーに書き出してもらいます。そして②で死を迎える時、どんな人生でありたいかという希望を自分宛の弔辞に託します。③でいよいよ棺の中で、ファシリテーター朗読による、作り立ての弔辞を聴き(パスも可)、ラストで僧侶の読経に耳を澄ますというかなり濃密な約2時間になります。

仏教はより良く「今を生きる」ための教えです。忙しい日常から少し立ち止まって来し方行く末を見つめる、そんな「気づき」の時間にしていただけたらという思いで開催しています。

でも、そんなに重く考えなくても大丈夫ですよ。棺の中でお経を聴くのは単純に不思議な感覚ですし、棺のフタは開けたままでも構いませんのでお気軽にご入棺ください。隔月開催で次回は9月28日(水)14時からです(お寺のロビーにチラシあります)。「一経入魂」。

お申し込み・問合せ「ブルーオーシャンカフェ」03-6659-6537

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住職 佐山拓郎(平成26年 普山 第40世)

昭和のある年の秋彼岸、東京下町の小さなお寺で生まれる。
前職はサラリーマン。縁あって目黒の羅漢寺の住職となる。

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体験日記 執事 無垢品宗生

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縁を大切にしたいと人気声優と手紙のやりとりを続け、
今年の1月には彼らが司会を務めるラジオ番組にも出演する。

寺宝探訪記 執事 堀研心

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