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体験日記

執事 無垢品宗生

VOL.133  『一から学ぶ日本の仏教「臨済宗・栄西」』に参加して 

このところめっきり涼しくなりましたね。気づけばもうハロウィンも終わり冬の気配が致します。

そんなハロウィン当日、仏教伝道協会様主催の「一から学ぶ日本の仏教」に参加してきました。月一で伝統仏教の祖師方を、各宗派を代表する僧侶の皆さんがわかりやすく解説される人気の連続講座になります。

今回伺ったのは「臨済宗・栄西」の回で、登壇されるのは野沢龍雲寺住職細川晋輔師。京都にある妙心寺専門道場で9年間修行され、祖父は名僧松原泰道老師という良血。昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の禅宗指導もされた若き日本仏教界のホープ。「待ってました!」とばかりに前売り開始後すぐに予約を致しました。

私が細川師のことを知ったのは3年前。「フリースタイルな僧侶たち」での特集記事を目にしたことがきっかけでした。大切な人との別れという苦悩に対して、僧侶の立場からの光景を語るというテーマの寄稿文に大変感銘を受けたのでした。

その当時の私がどのくらい興奮していたかというと、普段したことないのにフリスタ編集部に絶賛のメールを送ったり、偶然あるお寺でお見かけした際にはたまたま隣席にいた、若手仏師では3本の指に入ると言われる「超絶技巧」加藤巍山さんに記念写真のシャッターを押させたり、また困惑するご本人に無理を言ってボールペンでフリスタ本紙にサインを書かせたり、という取り乱しよう。失礼極まりない過去ですが、今でも笑顔で接してくださいます。そんな優しい細川師のデビュー作、新潮新書「人生に信念はいらない」に特集記事の内容がより詳しく掲載されています。

あ、肝心の講座の中身に触れていませんでしたね、失礼。臨済宗は坐禅という「手段」を用いて悟りを目指す宗派であることや、栄西禅師は天台宗と上手くつきあった調整力に長けた方だった等のお話があり、終盤に少しだけ祖父松原老師との思い出話をされました。最後に贅沢なおまけをいただき、充足感とともに会場をあとにしました。

さて来年もこの連続講座は開催されるそうなので情報が入り次第、羅漢寺でもご案内しますね。

 

今回、開催日が偶然ハロウィン当日。狂乱の渋谷が開催場所。会場は東口だったので油断していましたが、帰りのJR渋谷駅のホームはカオス。ゾンビやらシンデレラやら大きな幼稚園児達にもまれながら山手線に乗り込みましたとさ。

「一経入魂」

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ウグイス谷から 住職 佐山拓郎

前住職 佐山拓郎(第40世 平成26年~令和3年)

昭和のある年の秋彼岸、東京下町の小さなお寺で生まれる。
前職はサラリーマン。縁あって目黒の羅漢寺の住職となる。

仏教手習い草紙 執事 福田貴宏

執事 福田 貴宏

体験日記 執事 無垢品宗生

現住職 無垢品 宗生(第40世 令和3年 晋山)

縁を大切にしたいと人気声優と手紙のやりとりを続け、
今年の1月には彼らが司会を務めるラジオ番組にも出演する。

寺宝探訪記 執事 堀研心

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