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体験日記

執事 無垢品宗生

VOL.129 「時をみる会」に参加して

 皆さまこんにちは。日に日に朝晩が冷え込むようになって来ましたね…、というかもう冬ですね。
さて今回は川崎市にあります天台宗福昌寺さんにて開催されました「時をみる会」のご紹介をさせていただきます。

 こちらの会は3部構成になっており、1部で飯沼康祐副住職による坐禅指導、2部では「いけばな松風」副家元の塚越応駿先生によるいけばな指導、3部では調理師免許も持っておられる副住職による精進料理をいただくという胃も心も満たされるプログラムです。今回参加した午後の部では14名ほどの皆さんとご一緒させていただきました。
 まず1部の坐禅ですが、天台宗では坐禅のことを「止観」と呼ぶそうで、まさに日常から立ち止まって観るという表現があてはまります。緑に囲まれた本堂にて数息観(すそくかん)で呼吸を整えて自身の内面をみる。私は至らない凡夫ですので雑念が次から次へと湧いてきましたが、とにかく体勢を維持するんだという「今」に意識を向けてどうにかこうにか時を過ごしました。
 続いて光明会館に移動して2部いけばなです。いけばな自体、全くの初心者で不安があったのですが、やってみるとこれが想像以上に楽しい。まず塚越先生から注意点と基本の説明を受けたあとは自由に創作し、その後出来上がった作品に対して的確なご指導をしていただきました。ふと気づくと時間が経過しており、無意識に「今」という時に集中できたことは貴重な経験となりました。
 そして3部では、らかん亭料理長もいつも感心している副住職の精進料理をいただきます。全体的に優しい味のなかにもしっかりと素材を感じることが出来る一汁三菜のお料理と向き合い、「食」に集中します。特に最後の一枚のたくあんを音を立てないで食すという作法に手こずり、人生であれほどたくあんと向き合ったことは後にも先にもないでしょう。

 この「時をみる会」は、歴史ある福昌寺と新しい光明会館という素晴らしい環境の中で、素敵な人柄の講師お二人の進行により、いろんな「みる」を体験することが出来ます。普段の忙しい日常から少しだけ立ち止まって自分をみつめ直すという、非日常を味わえる特別な3時間。この会はどなたさまでも参加可能です。次回は春頃を予定しているそうですので、詳細は「川崎 福昌寺」で検索してみてくださいね。
「一経入魂」

 

 

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住職 佐山拓郎(平成26年 普山 第40世)

昭和のある年の秋彼岸、東京下町の小さなお寺で生まれる。
前職はサラリーマン。縁あって目黒の羅漢寺の住職となる。

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縁を大切にしたいと人気声優と手紙のやりとりを続け、
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