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体験日記

執事 無垢品宗生

VOL.127 自死者追悼法要「倶会一処~ともに生き、ともに祈る」に参加して

今号は平成29年6月10日(土)に開催された「自死者追悼法要」について、お話をしようと思います。

こちらの法要は浄土宗東京教宣師会主催で大本山増上寺様にて毎年6月10日に行われているものです。文字通り、大切な方を自死で亡くされた方々にお集まりいただき、亡き人に思いを寄せて仏様に手を合わせる「時」を過ごします。「時の記念日」という特別な日に、止まってしまった「時」が再び動き出すきっかけになればという思いで始められました。参加費不要で浄土宗以外の信仰の方でも参列可能です。申込みは、なるべく事前予約をお願いしていますが当日の受付もしています。

法要の中で、亡き人にお伝えしたい気持ちや思いをお手紙にして仏様にお供えすることも出来ます。
運営スタッフは浄土宗僧侶が中心で、さらに事前講習を受講することが義務付けられています。

私自身には自死で亡くした家族や友人がおりません。2年前お手伝いの案内を目にし、どのような心構えで参加すればよいのかわからず逡巡していたところ事前講習のみの受講という選択肢があることを知り、とりあえず講習会に申込みました。

しかし自死遺族の講師の方のお話を聞くにつれ、ますます「私にはまだ早い」という思いを強くしたのでした。何かお手伝いできることがあればという思いはありつつも、具体的にどのような表情や態度で遺族な方と接すればよいのかという不安が頭をよぎります。

講義の終盤に質疑応答の時間があり、今抱えている不安な気持ちを講師の先生に尋ねてみました。「私のような者が、中途半端に関わらない方がよいのではないでしょうか?」と。すると先生は「では、いつになったらお手伝いしていただけるのですか?」と逆に質問で返されました。なんとなく逃げ出そうとしていたことを指摘されてハッとしましたが、続けて「事前講習を受講して下さるだけでもありがたいですが、お茶くみでも何でも良いからとにかく現場に関わってください」とお願いをされました。さらに「関わってみると意外と楽しいですよ」との、まさに意外な一言も。この時の先生の言葉に背中を押していただいたからこそ、今年もこの場に関わることが出来たと思っています。

また浄土宗以外にも毎年12月1日に各宗派の寺院持回りで開催されている「自死・自殺に向き合う僧侶の会」主催の追悼法要などもあります。
これらの情報が必要とされている方々に届くことを願っています。

 

○ともにいのる事務局(6月10日) メール tomoniinoru@gmail.com
電話 080-3531-4079
○自死・自殺に向き合う僧侶の会(12月1日) http://www.bouzsanga.org

 

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ウグイス谷から 住職 佐山拓郎

住職 佐山拓郎(平成26年 普山 第40世)

昭和のある年の秋彼岸、東京下町の小さなお寺で生まれる。
前職はサラリーマン。縁あって目黒の羅漢寺の住職となる。

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執事 無垢品 宗生

縁を大切にしたいと人気声優と手紙のやりとりを続け、
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