2022.04.10
仏師・加藤巍山(かとう ぎざん)さんによる、クラウドファンディングプロジェクト「五百羅漢寺の麒麟像復活」が、みなさまのあたたかいご支援により目標金額に達成し、ついに4/8午前11時から五百羅漢寺本堂で「麒麟像奉納式」が執り行われました。
感染症の状況を鑑みて、式の日時はお檀家さまや一般には告知せず、クラウドファンディングのリターンとして、一定の金額以上をご支援いただいた方のみご招待いたしました。
併せまして、この度のクラウドファンディングプロジェクトにご支援、ご協力してくださったみなさまに心より感謝申し上げます。
・完成いたしました【麒麟像】は、現在「聖宝殿」に安置致しております。
・五百羅漢寺では、仏像の撮影はご遠慮いただいておりますが、【麒麟像】のみ、ご来山いただいた際に撮影していただいて構いません。
※【麒麟像】含め、五百羅漢寺に安置されているすべての仏像への接触はご遠慮下さい。
【麒麟像の復活】の詳細はクラウドファンディング「READYFOR」をご覧ください。
実はこれ、五百羅漢寺が追い続けている歴代の命題となっています。
当山は松雲禅師作の仏像のお寺として開山し現在に至っております。
麒麟像は、もともと白沢像(獏王)の対として羅漢寺にあったのですが、いつのまにやら無くなっていたのです。
加藤巍山氏から麒麟像を作成し奉納したい、という申し出があったとき、ありがたいことではあるのですが、手放しで喜ぶことができませんでした。
やはり松雲禅師作の仏像のお寺としてオリジナルにこだわりたかったからです。
加藤巍山氏も、それは承知の上で今回のプロジェクトが始まっています。
今回奉納された麒麟像は、たぶんオリジナルより立派なものが出来上がったのではないかとおもわれます。
いつかオリジナルが戻ってくるその日まで、皆様も「麒麟像を探せ!!!」を頭の隅にでも置いていただけたら幸いです。